埼玉野菜

開催日:2012年11月10日
会場:東京都青果物商業協同組合会議室
 
 
伝統野菜プロジェクト
東京都青果物商業協同組合会議室

原田弘之氏(埼玉県農林部農業支援課副課長 農業革新支援担当)

河野 勉氏(現さいたま農業協同組合営農経済部営農指導課専門員)

  当時

内容

・埼玉は温暖な地で自然災害は少なく、大消費地である東京に近いメリットもあり、農産物の宝庫といってもいいほど多様な野菜類を産出する農業県。さらに埼玉の農業力を高める5か年計画を作成しているが、その一つが埼玉ブランドを作ること。ブランド推進品目を見直し、生産と流通の効率化をはかって、生産力を高めたい。

・数年前から、「本物の味」「季節の味」への志向の高まりを受けて、地方品種・伝統野菜に注目し、埼玉では「ふるさと野菜」として在来品種のブランド化、地産地消の推進などに取り組んでいる。在来種としてきゅうり(霜不知火地這きゅうり、落合節成きゅうり))。さつまいも(紅赤・太白)、菜花類(のらぼう菜、五関菜)、なす(埼玉青なす、へたむらさき)、花芯山東菜、しゃくし菜、岩槻ねぎ、くわい、つまもの野菜(木の芽、はまぼうふうなど)などをリストアップしている。

 

当日の野菜・食材など

食べくらべ

説明

 ●蒸す                         さつまいも(いずれも埼玉産) 紅赤 太白 べにあずま ひめあやか(九州127号×関系9を交配した新品種)

A「紅赤は甘みがないので、肉質を生かした加工向き、太白は色はよくないが、自然な甘みで皮が薄くて残らない。べにあずまはくすんだ色で個体差が大きい、ひめあやかはねっとり、なめらかで、色よく皮ごといろいろ使えそう。一番人気はひめあやかだろうと思う」

 

 

B「掘りたてか保存期間を置いているか、また土壌条件も違うので、比較は難しいとは思うが。若い人はひめあやか、歳かさは太白が上品な甘さで面白く、和洋のお菓子に使えそう。紅赤は甘すぎず、天ぷらや大学いもなどの加工に向くのでは」

 

C「紅赤は見た目と期待はずれだった。洋菓子の加工向きか。太白には驚かされた。ごぼうのような風味だが、後から甘みが来て、お菓子向きか。品種名を出して、味を知ってもらいたいさつまいも。べにあずまは貯蔵が足りない印象だった。ひめあやかがベストで、甘くてねっとり感があり、このままスイートポテトになるくらいだった」

 

D「太白と紅赤は正反対で、太白は里いもみたい、しっとりしていてやさしい甘さ、紅赤はホクホクしていて甘さは控えめ。べにあずまは冷めると黒ずんで、のどに使える感じ。ひめあやかは冷めても色鮮やかで、なめらか、いかにもおいしそう」

 

※紅赤は家庭消費というより料理人の高級食材として扱われ、特に栗きんとんには最適なさつまいもと評価されてきた。ホクホク感は天ぷらや大学いもにも生き、川越の料亭「いもぜん」の天ぷらには紅赤に限るとされてきた。

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