伊予(愛媛)野菜

開催日 2012年09月01日
会場 東京都青果物商業協同組合会議室
 
伝統野菜プロジェクト

近藤路子氏

食財ジャーナリスト・愛フード推進機構「愛あるブランド農産物」認定審査委員など

<当時>

内容

当日の野菜・食材など

【当日の野菜】 2012年9月に開かれた[野菜の学校]では、「愛媛のふるさと農産物35品目」の中から、季節の農産物が紹介された。この35品目は、:2003年9月12日に、愛媛県農林水産部農業振興局農産園芸課が選定したもので、その基準は次のとおり。 1.県内で概ね50年以上の栽培歴史があり、地域に根付いている。 2.地名から農産物が連想される、農産物の呼び名に地域名や人名が付いている 3.当該農産物を活用した地域作りに取り組んでいる

・愛媛県は穏やかな気候で、海山の自然は豊か、土壌もいいので、いわばどんな作物もできる恵まれた環境。その分、古いものにはこだわらず、新しいものに変えていく傾向があり、伝統野菜は多くない。

・それそれの地域で、小規模ながらも、生産者が一体となって取り組んでいたり、代々受け継いできたりした、特色ある農産物もその地域に埋もれがちだった。県の園芸課が主導して、ふるさとのぬくもりを感じるような特徴的な農産物を発掘し、「ふるさと農産物」として35品を選定した。キャッチフレーズは「愛媛産には、愛がある」。その選定基準は以下。

1.県内で概ね50年以上の栽培歴史があり、地域に根付いている。

2.地名から農産物が連想される。農産物の呼び名に地域名や人名が付いている。

3.当該農産物を活用した地域づくりに取り組んでいる。

食べくらべ

●なす <概要> ナス科ナス属。原産地はインド東部が有力。日本には奈良時代に奈須比(なすび)として伝わった。 全国各地に特産のなすがあり、品種は細分化されている。地産地消される代表的な野菜。 <収穫と入手時期> 夏野菜だが、全国的に露地で栽培される「夏秋なす」と、高知や熊本など温暖地のハウス施設で栽培される「冬春なす」があり、年間をとおして入手できる。 <食べ方> 味や香りにクセがなく、蒸しもの、煮もの、炒めものや漬けものなどのほか、特に油との相性がよく、炒めもの、揚げものなど、あらゆる料理に使われる。
  • 生 ●浅漬け ●焼き

絹かわなす(愛媛県西条市)

松山長なす

千両なす(栃木)

畑なす(山形)

A

絹かわなすと長なすは種が少ない。絹かわなすは実がスポンジ状で吸収しやすそうで、塩がよく効いていた。長なすは実が詰まってしっかりしていて、漬けものには向かない感じ。千両は万能。畑なすは焼くとトロッとしていいが、種が多い。

B

絹かわなすの生はフルーティでさわやか、中はフワフワして皮の当たりが心地よい。焼いてもトロッとしていた。生でも加熱でもシンプルに食べたいなすだ。長なすは甘さが際立ち、生でも焼いても見た目がきれい。千両は食べ慣れた味。畑なすは種が気になる。長く煮たり、みそに合わせるとエグみが減っていいのでは

C

生食では、絹かわなすがさわやかでりんごのよう。塩も絹かわと長なすがほどよく効いてよかった。千両と畑なすは生だとエグみを感じたが、焼くとそれが味の幅になる気がする。絹かわなすと長なすは、そのもののおいしさ、雑味のなさを生かすシンプルな料理が合うと思う

D

生では絹かわなすがNO.1。長なすもサクッとしてお寿司などでもいい。焼くと畑なすがNO.1。トロリと美味になった