・伝統野菜といえば「明治以前から栽培されている」など、古くから栽培されているというイメージが定着している感があるが、山口県では来歴が不明なもの、昭和以降に確認された品目が多く、伝統野菜というカテゴリーでは紹介しにくいのが現状だ。
・1998年から伝統野菜復活に向けてプロジェクトが発足し、県内の伝統野菜のリストアップ、種の収集、種を守ってきた生産者さんからの聞き取り調査を実施。2000年には農業試験場で栽培研究、その技術を現地に展開し、販売に向けた生産組織の立ち上げを誘導していった。結果、2003年には田屋なす、白オクラの本格販売を開始した。
・ただ、山口県では少量多品種の産地構成で、地産地消の展開をしてきた。伝統野菜に位置づけられる品目は大規模生産に適さないものが多く、高齢者が小規模で生産しているものがほとんど。品質レベルの高位平準化を図ることは難しく、販売数量は少ない。県外、特に首都圏などへの低コスト流通ルートもないのが課題である。
・首都圏へは、一定量が確保可能で、品質的に特異性がある品目を絞り込み、高質スーパーマーケットなどで試食販売をしたり、山口ゆかりの飲食店に提案することを実施する予定である。

食べ比べの野菜名
白オクラ(山口)
(以下 沖縄)
五角オクラ
丸オクラ
赤オクラ
調理法 ●生 ●ゆでて