・鹿児島県は東西約270km、南北約600kmで、薩摩、大隅の二大半島からなる本土と大小200有余の島々からなる。地勢的には、山が多く、霧島火山脈が通っており、その周辺に火山噴火物であるシラス層の丘陵台地が広がって、恵まれてはいないが、やせたシラス台地でさつまいもはおいしくできる。気象的には、温帯から亜熱帯まで広範囲で、15℃から23℃までかなりの温度差がある。毎年のように台風に見舞われ、夏期に干ばつの害を受けることもしばしば。また大消費地に遠い。こうした自然的、地理的に不利な条件を克服して、「食と農の先進県」をめざしている。
・鹿児島の伝統野菜の定義は、「鹿児島の人や風土と関わりが深く、郷土の食文化を支えてきた野菜で、戦前(概ね昭和20年前)から県内で栽培されてきた」。
・伝統野菜の欠点…晩成種、ふぞろい、大きい、生産性が劣る、固定種で雑駁。
利点…栽培が容易、自然災害に強い、収穫期間が長い、独特の風味、エコ野菜、採種が容易。ゆっくり育つほうがよく、肥料をやりすぎるとボケたり、スが入りやすくなる。