
東南アジア原産。鹿児島では「ナガウイ(長瓜)」「イトウイ(糸瓜)」と呼ぶ。 長さ30~50cm程度で、繊維が少なく、種子の白皮がまだ発達していない未熟期ごろに食べる。開花後7~14日程度で食べられる。
『成形図説』(1802年、島津重豪が曽槃・白尾国柱らに命じ、農事・五穀・疎菜・薬草・草木・鳥類などについて編纂させた百科事典)に「浮皮(うわかわ)は包丁にて、こさぎさり、豚肉(ぶたしし)、炮魚(あぶりいを)などと煮て食ふ。味噌田楽として豆腐あえものとして食ふ」などの記載があり、鹿児島では古くから食用として利用されていた。現在ではみそ炒めやみそ汁などで食べられている。
ヘチマサポニン(ルシオサイド)は、血小板凝集抑制・血液凝固延長作用が報告されている。
へちま(ウリ科植物)に多く含まれる酵素のADH、ALDH(アセトアルデヒド脱水素酵素)が、肝臓にアルコールが運ばれる前に胃や腸でアルコールやアセトアルデヒド(悪酔いの原因物質)を分解することから、肝臓に負担をかけずにアルコール代謝を行うことができる。これを利用したサプリメントなども研究されている。
調理は、皮をむいて輪切りにし、みそ炒めにすることが多い。その他、みそ汁、すまし汁、そうめん汁(煮干しだしでへちまを煮て、そうめん、さつま揚げといっしょに食べる)、酢みそかけなど。いずれも柔らかい種をつけたまま使うが、薄すぎたり、細く切ると形が崩れ、どろどろになる。ほろ苦い風味がある。
水分にミネラル、うま味が含まれているため、水分を逃がさず一緒にとるとよい。
2011年10月時点の情報です。