【野菜の学校】京野菜

開催日
2010年5月8日
会場
東京都青果物商業協同組合ビル8階会議室

太田義久氏

おおたよしひさ

社団法人京のふるさと産品協会常務理事

<当時>

内容

・京野菜は産地の規模が小さく、生産者は、畑は狭くて経営規模が小さいため、質で補ってコストを上げないと生計が成り立たない特有の事情があった。また京野菜という名称自体は一般名称なので、ブランドを確立するためには品目を絞り、栽培方法や出荷規格を厳格にする必要があった。 ・京都の伝統野菜は、明治以前の江戸から栽培されていた野菜。京野菜のブランド確立には、有識者や料理人、経済界や文化人が一丸となって取り組んだ流れがある。生産者は土作りをきちんとして、農薬・化学肥料はなるべく使わない栽培を進め、栽培履歴は農協中央会がチェックする体制がとられている。
京野菜の展示
京野菜の展示

当日の野菜・食材など

食べくらべ

たけのこ食べくらべ

A「指標はエグミ、食感、味、香りに。京たけのこは別格の味わいで上品な甘さがきわ立ち、香りも別格、普通のたけのこではない印象。山形は固く、東京はやわらかく、千葉はいわゆるたけのこらしい味わいだった」

B「私にとってはエグミが竹の子の判断基準。その意味では、京都、石川はほのかなエグミ、東京、千葉はエグミが強い。繊維の質が違う。料理するとなると、味が沁みにくいのは山形か。甘味は京都が一番。東京と千葉は期待の固さ、エグミで、自分にとってはこういうのが竹の子である」

C「いつも地元の石川産を食べているが、京都の竹の子を食べて、これは勝てないと思った。京都は白くてきれいで、きめが細かい。比べて、関東は黒っぽい。順位をつけるなら、京都、石川、山形の順か」

D「たけのこは掘りたてがベスト、やがて水が出、それが終わるとエグミが出るそうだ。今日の京都産は甘み、エグミがほどよく、味が濃く、他に比べて別格。掘りたてをぜひ食べてみたいと思った。根曲がりはまったく別のもので、涼しげな香りがした」

E「京都産は白く、やわらかく、まさに別格。淡口の炊き合わせにして料亭で少しいただくたけのこ、関東はおかず感覚でたくさんいただくたけのこ。調理法も変え、楽しみ方がいろいろでよいのでは」

F「指標はエグミ、見た目、香り、食感、味にした。京都は白く、きめ細かく、繊細で上品な味わい、甘みが強く、ジューシーだった。また、とうもろこしのような甘い香りがした。比べて山形はエグミが強く、のどがイガつく感じ。根曲がり竹は、特に下のほうが固かった」

スタッフレポート

産地訪問レポート