吉備(岡山)野菜

開催日 2012年10月06日
会場 東京都青果物産業協同組合会議室
 

原田玄輝氏

(岡山県農業協同組合中央会 伝統野菜や岡山県菜の花プロジェクト担当)
<当時>

内容

・岡山は「晴れの国」といわれ、農業生産に適した温暖な気候、肥沃な土壌を有し、水にも恵まれた、農業に適した地域。だが、農業の担い手の減少と高齢化、耕作放棄地の増加といった問題が深刻な状況になっている。一方で、地域社会における農業の多面的機能を見直し、強い「おかやまの農業」、美しく元気な「おかやまの農村」づくりを目指すことで、農業・農村への理解を深め、非農家との連携や交流、さらに長い歴史を通じて培ってきた伝統文化の継承につなげようという試みが進んだ。
・「吉備やさい発掘・再生研究会」は古来から人々の生活に息づいてきた伝統的な農産物を古文書などを通じて発掘し、蘇らせて保存、その役割等を研究し、さらにその価値や継承することの重要性を広めようと設立された。約60種の古文書等から109品目をリストアップし、さらに絞り込んでいって、現存の有無、来歴・当時の状況、現状の現地調査を経て16品目を保存・再生すべき野菜とし、「きび」を加えた17品目の振興方策が協議された。その後2年間、伝統野菜の再生に向けて、実需者や県民へのPR、産地での生産拡大などを重点的にはかり、品目ごとの将来方向を位置づけた。結果、17品目の内4品目は産地消滅や生産者の確保ができず除外されることになった。

当日の野菜・食材など

食べくらべ

・和風煮

足守(あしもり)ごぼう
宇土川ごぼう
日指(ひさし)ごぼう
柳川理想(茨城)

A

「岡山産の3種の味の違いはよくわからない。足守は繊維がかたく緻密な印象」

 

B

「味の違いはよくわからない。足守は香りがあるものの、ごぼうらしい味は長続きしない感じ。宇土川は香りはあまりない。輪がはっきりしていて、外がかたくて内側はやわらかい。煮物向きか。日指は歯ごたえがよく、きんぴらにいい感じ。岡山のごぼうに比べると、柳川理想はアクを感じる」

 

 

C

「比べると、柳川は特徴がない印象で、香りもあまりなく、けっこうかたい。足守は三つ葉のような香りで漢方の味に通じる。宇土川は苦味があり、ちょっとスモーキー。日指は三つ葉っぽい香りがあり、繊維質。足守が一番好ましかった」

 

 

Ð

「食べる場所で固さや繊維の感じが違うから、なるべく同じあたりで比べたい。柳川は一番茶色くなっているが、香りは淡く、水っぽい。一番人気は日指で、味が濃く、ごぼうらしい味わい。足守はクセがない。宇土川はやわらかく、水っぽい」

 

E

「岡山の3種と柳川では全然違い、柳川はクセがなく、筋っぽい。ごぼう本来の味や香りの強さは、強いほうから日指、宇土川、足守の順」

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