・岡山は「晴れの国」といわれ、農業生産に適した温暖な気候、肥沃な土壌を有し、水にも恵まれた、農業に適した地域。だが、農業の担い手の減少と高齢化、耕作放棄地の増加といった問題が深刻な状況になっている。一方で、地域社会における農業の多面的機能を見直し、強い「おかやまの農業」、美しく元気な「おかやまの農村」づくりを目指すことで、農業・農村への理解を深め、非農家との連携や交流、さらに長い歴史を通じて培ってきた伝統文化の継承につなげようという試みが進んだ。
・「吉備やさい発掘・再生研究会」は古来から人々の生活に息づいてきた伝統的な農産物を古文書などを通じて発掘し、蘇らせて保存、その役割等を研究し、さらにその価値や継承することの重要性を広めようと設立された。約60種の古文書等から109品目をリストアップし、さらに絞り込んでいって、現存の有無、来歴・当時の状況、現状の現地調査を経て16品目を保存・再生すべき野菜とし、「きび」を加えた17品目の振興方策が協議された。その後2年間、伝統野菜の再生に向けて、実需者や県民へのPR、産地での生産拡大などを重点的にはかり、品目ごとの将来方向を位置づけた。結果、17品目の内4品目は産地消滅や生産者の確保ができず除外されることになった。

・和風煮
足守(あしもり)ごぼう
宇土川ごぼう
日指(ひさし)ごぼう
柳川理想(茨城)