[愛知野菜]

2011年6月14日(土)
東京都青果物商業協同組合会議室

永田美智恵氏

愛知県農林水産部園芸農産課

<当時>

内容

・愛知は農業が昔から盛んで、広大な濃尾平野でいろいろな作物が作られてきた。東京と大阪にはさまれた立地なので、市場が求めるままに売れる野菜、新しい野菜を次々に作っているうちに、親の代で食べていた野菜が次代にはもう食べられない事態に。これではいけないと、地元を見直そうという活動が2002年にスタートした。

・伝統野菜を以下の大変シンプルな条件で選定

  • 今から50年前には栽培されていた
  • 地名、人名など愛知県に由来している
  • 今でも種や苗がある
  • 種や生産物が手に入る

・愛知の伝統野菜のマークには信長、秀吉、家康が描かれている。天下をとった3人が愛知出身であることをアピールしながら宣伝に一役買ってもらっている。

・伝統野菜は漬け物と絡んだものが多いのは、お伊勢参りの土産として重宝された面がある。特に醸造文化が盛んなことから守口漬けなど各種酒粕漬けが知られる。

 

愛知野菜の展示

当日の野菜・食材など

食べくらべ

うり食べくらべ(愛知)
  • 浅漬け

早生かりもりv.s.

白うり

はぐらうり

 

A

「かりもりは果肉がしっかりして皮が固く、塩味がしみこみにくい。塩は、はぐらうり白うり、かりもりの順に効きそうで、家庭でははぐらうりが使いやすい。また、奈良漬けにしたかりもりは、一般の白うりのそれに比べて、とても食べごたえがある」

B

「かりもりは果肉がしっかりして、皮が固い。最初は青臭いが、かんでいると味が出て、パリパリ感が今風な気がした。はぐらうりは歯がグラグラする人でも食べられるからこの名がついたというだけあって、やわらかいが、歯切れもよい。白うりは後味がほろ苦いという人もいた」

 

C

「かりもりは見た目も食べた時もしっかりした印象で、メロンの下部の固い部分に似ている。塩味が入りにくそう。はぐらうりは逆に味が入りやすそうで、最後に甘さも残った。白うりはややふんわりした食感に思った」

D

「かりもりと白うりは食感を楽しむグループで、はぐらうりはちょっと違う感じ。かりもりは生でスライスしても食感が生き、煮込んでもやわらかくはならないので、生で食べるほうがいいように思う。白うりは色がきれいなので、色を生かしたいためものに向く。はぐらうりはきゅうりに近く、みずみずしい味わいだった。おじさん2人ははぐらうり、若い世代はかりもりの生で食べるパリパリ感を好んだのは、世代の違いか?」

スタッフレポート

産地訪問レポート