

伝統野菜プロジェクトは、2016年4月にスタートした、伝統野菜を応援する活動です。前身は、NPO法人野菜と文化のフォーラムが主催する[野菜の学校]という勉強会。私たちはこの勉強会を約10年間運営し、後半の6年間は「日本の伝統野菜・地方野菜」講座を開きました。6年間で約60回。北海道から沖縄まで、各地の伝統野菜・地方野菜をほぼカバーしました。そこで、仕切り直しをして始めたのが、このプロジェクトです。チームメンバーは10名。食や野菜分野のプロフェッショナルで構成されています。

「伝統野菜プロジェクト」は、NPO法人野菜と文化のフォーラムで「野菜の学校」を運営する活動からスタートしました。2010年から2016年まで取り組んだのが「日本の伝統野菜・地方野菜講座」。毎月第1土曜日の13:00~16:00、東京・秋葉原で、沖縄を皮切りに各県単位、その地の伝統野菜をテーマにした講座は全県を網羅しました。毎回約30人の受講生と共に、私たち自身も学びながら。
講座は毎回、テーマの伝統野菜の専門家を現地から招き、野菜にまつわる物語・情報を知ることから。その後、私たちの調理班が腕をふるった伝統野菜料理を試食、そして意見交換という内容でした。
各地の伝統野菜に出合いながら、私たちは日本人が何を食べて命をつないできたのか、目を開かれる思いでした。伝統野菜を通じてこの国の歴史をふり返り、また各地の郷土料理を再考するといった機会も度々ありました。
2016年、活動の幅をもっと自由に広げたいと、メンバーで「伝統野菜プロジェクト」を立ち上げました。
活動の一つが、野菜を主役に視点を変えた講座です。例えばかぶといっても、各地に多種多様あり、離れた地域に似たようなかぶがあったりする不思議に、日本のかぶを一同に集めるといった試みです。きゅうり、だいこん、ごぼう等も開講しました。また、産地を訪ねる機会を設けたり、伝統野菜を知ってもらうためのマルシェも実施しました。
ところが、様々な企画を進めようとしていた矢先、2019年末に、コロナ禍が起き、やむなく活動休止に追い込まれました。約5年の空白は大きく、私たちメンバーの事情が変わったり、何より伝統野菜の生産状況が様変わりした産地も少なくない事態になりました。
他方、コロナ禍を経て、地産地消など自分たちの足元を見直す人たちも増え、「地域の生きた文化財」(故・青葉高博士)といわれる伝統野菜への関心も、徐々に高まりつつあります。
さらに、このところの急激な気候変動から、遺伝資源としての伝統野菜の価値も再考されていると聞きます。
こうした世の中の状況から、これまでの私たちの活動が、伝統野菜を未来につなぐ役に立つのではないか、ぜひ役立ててほしいと、整理し直し、記録を残すことにしました。

開催年 | テーマ野菜 |
2010年 | なす自慢 |
2012年 | さや豆 |
2016年 | 在来じゃがいも |
2017年 | 在来きゅうり・在来かぶ |
2018年 | 牧野野菜・在来なすetc・在来だいこん |
2019年 | 山菜etc・在来ごぼう |
*リンクできないところは、只今、準備中です。徐々に更新していきますので、しばらくお待ちください。
「伝統野菜っておもしろい!」で集まった個性豊かなメンバーです。違いを尊重し合いながら、それぞれの得意を活かして、自分たちのペースでおいしく、楽しくをモットーに活動をしています。


