
だいこんの原産地は地中海または中央アジア。中国から日本に伝わったのは弥生時代、最古の書物『古事記』に記されているほか、仁徳天皇陵ではだいこんの種子が発見された。その後、各地に分布。全国に多くの地方品種が残っている。
浮島だいこんは、明治時代から稲敷市浮島地区で栽培されていた。浮島は気候が温暖で土壌が砂の、だいこん栽培に適している。
浮島だいこんの葉は青首の葉に比べて黄味が強く、形は上部がすらりと細く、下部の方に向かうにつれ太く丸い下ぶくれ。横縞が入るのが特徴。浮島地区でないと、この特徴ある形にはならないという。下ぶくれの形は収穫しにくく、生産農家は減っていき、2009年時点で栽培農家は30軒ほど。自家消費用が多く、流通にのることはない。
稲敷市浮島地区(旧:桜川村)。
9月中旬に種をまき、11月から12月にかけて収穫。タネは自家採種で、4月頃にとる。
辛味が少なく独特の甘みがあり、柔らかく歯切れのよい肉質で、たくあん漬けに最適。煮ものにはあまり向かない。やわらかい葉はゆでて食べる。
2013年2月時点の情報です。