
若芽は「木の芽」。和名を「ハジカミ」と言い、食べると「顔をしかめる」ところから来ているらしい。
飛騨地方の山椒栽培の歴史は古く、江戸時代後期から明治にかけて飛騨の産物を調査した『斐太後風土記』に上宝村(現・高山市上宝町)が山椒の産地として記載されている。江戸時代に将軍に山椒を献上したという記録もある。元々高原川流域に自生していたものと考えられていることからこの名がある。一般的な山椒に比べ、実が小ぶりで深い緑色をしており、非常に香りがよく、長期保存が可能など、高品質が評価されている。2005年度に伝統野菜として認証された。
山椒の辛み成分には局所麻酔の作用もあるため、青山椒を食べると舌がしびれる。また大脳を刺激して内臓器官の働きを活発にする作用もある。
若い実は青山椒、実山椒としてゆでて佃煮にしたり、塩漬けにしておくと、こんぶやちりめんじゃこと炊き合わせた佃煮にも。熟した実の皮の乾燥粉末は、粉山椒としてうなぎのかば焼きなどに振りかけたり、七味唐辛子に使われる。
2010年10月02日時点の情報です。