
王滝かぶは300年前の古文書に、尾張藩へ年貢として納めた記録があり、また元禄年代には俳人小西凡兆が「木曽の酢茎(すんき)に春もくれつつ」と連句を詠んでおり、この酢茎が大滝かぶの原型ではないかといわれている。
山形庄内地方の「温海かぶ」と近縁なのは、戦国時代の末期に越後の上杉景勝が信濃と庄内の領地をもち、城主のお国替えを行った際に、どちらがルーツかわからないが、品種のつながりが生まれたのではと考えられている。
柄は太く、草丈はあまり高くならない。根の形は長円形のものが多く、肉質は緻密でやわらかい。300gほどにもなり、表皮全体が赤紫色。
東京農業大学の岡田早苗教授の研究では、すんきにはアレルギー症状の緩和や感染症の予防に大きく役立つ乳酸菌が生息しているとの報告がある。
王滝かぶは、すんき漬けといって、塩を使わず乳酸菌の働きで作る木曽特産の漬けものの原料。この乳酸菌はロイコノストック菌といっていたるところにあるが、暑い所では他の菌に負けてしまうため、木曽の寒さが保存に適している。
王滝かぶは、すんき漬けといって、塩を使わず乳酸菌の働きで作る木曽特産の漬けものの原料。この乳酸菌はロイコノストック菌といっていたるところにあるが、暑い所では他の菌に負けてしまうため、木曽の寒さが保存に適している。
■農業生物資源データバンク在来品種データベース
日本各地に伝わる在来品種の品種特性、伝統的利用法、栽培・保存・継承の現状などを
紹介するデータベースです。
▼王滝かぶ
https://www.gene.affrc.go.jp/databases-traditional_varieties_detail.php?id=20014
2011年07月02時点の情報です。