
食用として栽培される菊は約60種だが、阿房宮は苦味がなく、芳香と甘みが抜群、歯ごたえもよいところから、食用菊の王様ともいわれる。元々は青森県南部地方の南部藩主が京都の九条家からもらい受けたとか、八戸の豪商が大阪から取り寄せたなどの説がある。南部地方で200年以上にわたって栽培されてきた。霜に当たると美しい黄色が赤茶色に変色してしまうため、初霜が降りる直前の10月下旬~11月にかけて収穫される。
食用菊の栄養素としては、ビタミンB1・B2・Cや食物繊維、カリウムなどを含む。昔から漢方薬として利用されており、生より蒸して乾燥させた干し菊(菊のり)のほうが栄養分が凝縮され、効率的に摂取できる。また干し菊にすると、保存しやすく、さっと湯がいて、みそ汁や料理の彩りなどに重宝されている。
2011年02月05日時点の情報です。