【野菜の学校】信州(長野)野菜

開催日 2011年07月02日
会場 東京都青果物産業協同組合会議室
 

塚田元尚氏

信州伝統野菜認定委員会副委員長・JA長野県営農センター技術審議役

<当時>

内容

長野県は伝統野菜が55~60種と多く残っている。それには地理、気象、何より「信州」という言葉に愛着を抱く県民性が大きく関係している。米を作れない狭い山国で、自給自足で生き抜いてきたからこそ、伝統野菜を栽培し続けてきた歴史がある。

保存方法が、南信は京都から木曽街道を経て伝わってきた乳酸発酵、中信から北信は日本海側との交流で塩を入手しやすかったため塩漬けが主流と、素材の評価・価値が違うのが特徴。ただ広域流通になって、野沢菜のようにどの地も同じような味になる傾向が進む。

伝統野菜の認定は、生産者やグループが県に認定申請を行い、学識経験者などによる信州伝統野菜認定委員会が審査・認定する。長野県の伝統野菜認定制度の特徴は、「伝承地認定」として種や従来の栽培方法が継承されているかも大事で、認定のしくみを通して貴重な遺伝資源を支援し、風土や歴史を大切にした生産を推進、さらに地域の人たちが育んできた食文化を発信して地域振興もはかるという目的をもつ。

信州(長野)野菜の展示

当日の野菜・食材など

食べくらべ

きゅうり食べくらべ

生/スライスして2%の塩をしてしぼる

・八町きゅうり(黒いぼ系ブルームきゅうり)

・白いぼ系ブルームレスきゅうり

・白いぼ系ブルームきゅうり

コメント メンバーA

「八町は肉質が緻密でしっかりしていて、皮も固く、後味にウリの香りがあった。白いぼブルームレスは見た目がきれいだが、青臭い。白いぼブルームは食感も一番きゅうりらしいと思った。八町は漬けもの、白いぼブルームレスはサラダ、白いぼブルームはそのまま生でみそをつけて食べたい」

コメント メンバーB

「八町は種がしっかりしていて、実の歯ごたえはちょっと頼りない感じ。塩なじみがよく、さっぱりした味わい。白いぼブルームレスは皮が固く、実もバリバリ、香りはさっぱりしていて特徴がない。白いぼブルームはやわらかく、独特の香りがあった」

コメント メンバーC

「八町はやわらかいが、中心部ほどボソボソ感があった。白いぼブルームレスは固いが、緑が濃いので鮮度感があり、流通に乗せるにはよさそう。ふだん食べ慣れた印象で、きゅうりはこんなものという感じだった。塩をすると、白いぼブルームは塩がききすぎ、白いぼブルームレスのほうが塩気、食感ともほどよい感じだった」

コメント メンバーÐ

「八町は見た目の白さ、みずみずしさがいい。甘み、香りがあり、ウリくささがある。食感はザラッとした粉っぽさを感じた。白いぼブルームレスと白いぼブルームは意識しないとわからないのでは? 白いぼブルームレスは皮の固さを感じたが、いつものきゅうりという印象で、味わいもそっけなく感じた」

コメント メンバーE

「八町は切り口が白っぽく、漬けものにするとパリパリして甘みもあった。白いぼブルームレスは食べ慣れた味で、鮮やか、パリパリ感があった。白いぼブルームは独特のクセと青臭さがあり、きゅうり嫌いは嫌いだろうと思った」

試食料理

スタッフレポート