この回は実施せず、長岡野菜の特性を生かした料理や現地の加工品を試食・意見交換
【その他の長岡野菜】 当日は収穫時期が合わなかった長岡野菜の紹介
●糸瓜
そうめんかぼちゃとも言われ、6月下旬~8月が収穫期。未熟果を浅漬けにして食べるのが長岡流。果肉が糸になりかかったくらいのものに味噌を塗って焼いて食べるのもおすすめ。
●肴豆(さかなまめ)
大変香りの高い奥枝豆で、ゆでておいても香りもうま味もとばないという貴重な枝豆。香りが強すぎて人気がなく、畑ごと売られていたほどで、いつの間にか元の肴豆とはまったく違うものに変わってしまっていた。3~4年前から再選抜して元にもどしつつある。
●一寸法師
肴豆より1週間早く出る枝豆。今やこれがかつての肴豆に匹敵する緑色とおいしさを誇っている。新潟では、さや内の豆が8㎜以上は出荷しないが、東京では豆がパンパンに張ったもののほうが喜ばれる。新潟ではそのかわり(?)、一人前丼いっぱいの豆を食べる。どちらも食文化である。
●体菜
11月中旬~12月中旬。決しておいしい青菜とはいえないが、漬け菜として雪深い新潟では貴重な野菜。雪が降ると青菜がまったくなくなるので、体菜の塩を抜いて煮る煮菜が郷土の味として欠かせない。煮菜は食べたいが漬け菜がないという現状だったので、漬けて売り出したら大ヒット商品になった。幼児体験の根強さと同時に、子どもの頃にきちんとした味覚を育てる大事さに思い至る。
●長岡菜
11月下旬~12月中旬。体菜よりやや小ぶりで、一説によると白菜との掛け合わせでできたとか。旧長岡市ではもう作り手もいなくなっていたが、せっかく長岡の名が付いたおいしい野菜なので、栽培を復活させつつある。
●里いも
10月下旬~3月までで、土垂れと大和早生がある。長岡名物ノッペの主役は里いも。勾玉のような土垂れより、現在は丸い大和早生が中心で、ぬめりの強さ・食味は名品と定評がある。
●おもいのほか
10月下旬~11月。淡いピンクの食用菊。山形の「もってのほか」が知られるが、食用菊の中でもこの「おもいのほか」ほどの食味をもつものはない。どう加工するか要検討中。
●白雪こかぶ
12月下旬~1月。寒さに当たるので甘みが強く、きめの細かさは抜群で、料理屋などではこれでなくてはと言われる人気を博している。長岡野菜に入れるかどうか検討中。
※さらに、昭和26年に日本で初めて売り出した「オータムポエム」、おでんに入れると味の入りが抜群の「雪だいこん」なども長岡野菜の品目として検討中。
土田重兵衛さんは、長岡市の中島地区で、初代からおよそ200年続く農家。なす作りの名人です。
土田さんが作る巾着なすは「中島巾着」と呼ばれる伝統のなす。「長岡美食図鑑」にも「中島巾着」として取り上げられています。

「中島巾着」は、扁平楕円形で縦に筋が入るのが特徴です。巾着なすの独特の食べ方として「蒸かしなす」が知られていますが、もともとは漬けものの材料でした。肉質が非常に緻密で、煮崩れせず、漬けものにするとヘタらない、容量が減らない、という点がすぐれている、とされます。


「梨なす」は「十全なす」とも呼ばれ、大阪の「泉州水なす」と同じものです。現在、一般的な「泉州水なす」は品種改良され、F1種となっていますが、「梨なす」は昔からの種を守り命をつないでいるので、土田さんは「本当の梨なす」と呼んでいます。伝統種へのこだわりが伝わってくるネーミングです。



▼「長岡美食図鑑」はこちらからご覧になれます
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