その土地で、
長い間いのちをつないできた
地域の「生きた文化財」

伝統野菜プロジェクト

その土地で、
長い間いのちをつないできた
地域の「生きた文化財」

伝統野菜プロジェクト
伝統野菜プロジェクト

伝統野菜

を知っていますか?

伝統野菜といえば京野菜や加賀野菜がよく知られていますが、かつては全国各地に、その地で代々作られ、人々の食を支えてきた野菜がありました。戦中・戦後の混乱から高度経済成長期へと世の中が激変し、人口が都市に集中するようになったことで、野菜の栽培状況、私たちが食べる野菜は大きく変わりました。野菜は栽培が容易で、収穫量が多く、万人が好むような味であることが求められるようになったため、品種が急速に画一化、単純化していったのです。でも、世界的に広がったスローフードや地産地消運動、和食のユネスコ無形遺産登録などがきっかけになり、もう一度、野菜本来のおいしさ、地域特有の個性などを見直そうと、各地で伝統野菜の調査や復活させる活動が進められています。私たちがふだん食べている野菜と伝統野菜、さて、どう違うのでしょうか?

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伝統野菜

を知っていますか?

伝統野菜といえば京野菜や加賀野菜がよく知られていますが、かつては全国各地に、その地で代々作られ、人々の食を支えてきた野菜がありました。戦中・戦後の混乱から高度経済成長期へと世の中が激変し、人口が都市に集中するようになったことで、野菜の栽培状況、私たちが食べる野菜は大きく変わりました。野菜は栽培が容易で、収穫量が多く、万人が好むような味であることが求められるようになったため、品種が急速に画一化、単純化していったのです。でも、世界的に広がったスローフードや地産地消運動、和食のユネスコ無形遺産登録などがきっかけになり、もう一度、野菜本来のおいしさ、地域特有の個性などを見直そうと、各地で伝統野菜の調査や復活させる活動が進められています。私たちがふだん食べている野菜と伝統野菜、さて、どう違うのでしょうか?

伝統野菜プロジェクト
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伝統野菜 vs ふだん食べている野菜どう違う?

伝統野菜
一般野菜
出回り
限られた期間
年中or長期間
地域
限られた地域
各地で栽培(南北に長い国土で産地リレーも
大きさ・形など
いろいろで流通に乗りにくい
均一で一定の基準がある流通しやすい
タネ
農家の自家採種が基本。一部F1化されたものも
F1種が多く、農家は毎年タネを購入する
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「伝統野菜」が生まれた背景

第二次世界大戦中

1941年 農業生産統制令

農業生産は政府の指定する米ムギなど40余種の作物の栽培に限られた。ほとんどの生産物が政府の決める値段で強制的に買い取られた。品種の特性を無視した栽培と採種が強行され、それまでに築かれてきた地方品種は壊滅状態に近くなった。

戦後復興

1949年 農業生産統制令撤廃

混乱の極に達していた品種の改良・原種改良が精力的に進められ、1950年代初頭になってほぼ戦前の水準に復帰することができた。

高度経済成長へ

1961年 農業基本法

「三ちゃん農業」が増加。高度経済成長をめざす工業化社会と農業、人口の都市集中と農村、という問題があらわになっていく。野菜は、だれでもどこでも作れる栽培の容易さ、多收、味にクセがなく万人向きであることが必要になった。品種は、急速に画一化、単純化していった。

伝統野菜プロジェクト
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1970年代中頃からの新しい動き

1974
京都
京都府(農業試験場)が伝統野菜の原種保存を開始
1977
京都
京都府が伝統野菜の種子分譲を開始
1986
大阪
大阪府の野菜遺伝子資源調査および種子の保管・増殖
1987
京都
「京の伝統野菜」定義
1991
石川
「加賀野菜懇話会」設立
1997
石川
金沢市農産物ブランド協会「加賀野菜」認定開始
1997
東京
伝統野菜ゆかりの地の神社境内に説明板設置
2003
山形
「山形在来作物研究会」発足
2003
大阪
「なにわ伝統野菜認証制度」開始

「栽培の歴史」に関する定義の比較

京の伝統野菜
明治以前から
加賀野菜
1945年より前から
なにわ野菜
おおむね100年前から
江戸東京野菜
江戸時代から伝わる(江戸野菜明
治から1955年頃まで(東京野菜)
伝統野菜プロジェクト
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栽培環境はきびしくても、
作り続けてきたのは?

時代の波に翻弄されながらも、生き残ってきた伝統野菜たち。それは、野菜への愛着を感じ、種を守っていこうとする一人ひとりの思いによって現代まで受け継がれてきました。効率を求める生活スタイルの中で扱いやすい一般的な野菜が選ばれて行く一方、こうして存在し続けてくれた種、その味。いびつでも、手間がかかっても、その個性を愛して、伝統野菜がある暮らしの方を選んできた人々。その存在は、私たちに、豊かさとは何か、そんなことを考えさせてくれます。

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